The Guitarist with Small Hands

手が小さくて挫折したギタリストの再挑戦

ミニギター LaidBack PMK1 リペア その 5 -- 弦の張り替え

概要

前回は、プレッジを使ったワックスがけでした。今回は、弦の張り替えです。

弦の張り替え
弦の張り替え

ミニギター LaidBack PMK1 リペア 記事 全体像

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ゲージ

この PMK1 を中古で入手した時に張ってあったのは、スーパーライトゲージの弦でした。ミニギターにありがちな、チューニングの不安定さを解消するために、ちょっと太めの弦に張り替えることにしました。ダダリオのライトゲージが、自宅にあったのでそれを使うことにしました。

ナット幅が 36 mm しかないので、弦を太くするためには、ナットに加工が必要となるかな?と思ったのですが、ライトゲージは何もしなくても、すんなりハマってくれました。 (最初は、ちょっと弾くとチューニングがすぐに狂ってしまいましたが、何回か使ううちに、チューニングも安定してきたように思います。)

ストリングワインダー

弦を素早く巻き取るために、Amazon で以下のストリングワインダーを購入しました。

KC ストリングワインダー SW-200 ブルー

KC ストリングワインダー SW-200 ブルー

結果的に、PMK1 ではこれは使えませんでした。というのも、子供用ギターなのでヘッドも小さく、ペグの間隔が超狭いのです。ストリングワインダーをペグに取り付けることはできたのですが、となりのペグに干渉して、ハンドルを回せませんでした。というわけで、普通に手で巻き巻きしました。

弦用クリーナー

仕上げに、以下の FAST FRET というのをヌリヌリしました。弦の滑りがよくなりました。

以上です。

ミニギター LaidBack PMK1 リペア その 4 -- ワックスがけ

概要

前回は、金属パーツのサビを落としました。今回は、木材部分にワックスがけします。ボディにいくつか、黒いペンでキズを補修した箇所がいくつかありました。しかも、結構、雑に塗りこまれていました。子供用ギターなので、ちびっこ(前ユーザー?)が黒ペンで適当に塗ったのかもしれません。まずは、コンパウンドでそれらを落としてから、ワックスがけします。

ワックスがけ
ワックスがけ

コンパウンド
コンパウンド

ミニギター LaidBack PMK1 リペア 記事 全体像

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コンパウンド

以下のプラモデル用コンパウンドを用意しました。粗目 → 細目 → 仕上げ目 の順番に使い、ボディの該当箇所を丁寧に磨いたところ、綺麗になりました。

タミヤ コンパウンド 粗目

タミヤ コンパウンド 粗目

タミヤ メイクアップ材 コンパウンド 仕上げ目 87070

タミヤ メイクアップ材 コンパウンド 仕上げ目 87070

ワックス

ボディのメンテナンスでは、以下のポリッシュがよく使われているようです。

Ken Smith ケンスミス Pro Formula Polish

Ken Smith ケンスミス Pro Formula Polish

また、指板のメンテでは、レモンオイルが定番ですね。

今回は、上記を使わないで、ボディもネックも 1 本のスプレーで綺麗にしてしまおうと思います。 家具用の プレッジという商品です。

ミニカーで有名なタカラトミーさんがオススメしていて、トミカのタイヤや道路をこれで磨くとよいそうです。それように購入しておいたプレッジが手元にあったので、ギターにもよいかな?と思って使ってみました。

プレッジ 家具・木製品用ワックス スプレータイプ 220ml

プレッジ 家具・木製品用ワックス スプレータイプ 220ml

シュッとクロスにスプレーして、ボティとネックを拭くと、いい感じにツヤが出てよかったです。高価なギターに使うのはちょっと気が引けますが、PMK1 の塗装にはこのプレッジはマッチしていたっぽいです。高価なギターは持ってないですけど(笑)

ミニギター LaidBack PMK1 リペア その 3 -- サビ落とし

概要

前回は、フレットを磨きました。今回は、金属パーツのサビを落としていきます。

サビ落とし
サビ落とし

金属ブラシ
金属ブラシ

ミニギター LaidBack PMK1 リペア 記事 全体像

  • その 1 -- フレットの浮き
  • その 2 -- フレット磨き
  • その 3 -- サビ落とし ← 今ココ
  • その 4 -- ワックスがけ(近日公開予定)
  • その 5 -- 弦の張り替え(近日公開予定)
  • その 6 -- ギグバッグの洗濯(近日公開予定)
  • その 7 -- 試奏(近日公開予定)

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サビ落としにレモン汁と食塩

「サビ落とし」でググるとレモン汁と食塩がよいということでしたので、早速やってみました。100 均で購入した紙コップに、これまた100 均で購入したレモン汁を注ぎ、食塩を投入します。食塩が溶けるように、ぐるぐるかき混ぜ、そこにサビたネジなど金属パーツを放り込みます。

丸一日くらい放置しておいて、綺麗に水洗いするとかなりサビが取れました。

トドメは金属ブラシ

水洗いしながら、Amazon で購入した以下の金属ブラシでゴシゴシやるとさらに、サビが落ちました。

SUN UP ハンディーブラシ 直 鋼線

SUN UP ハンディーブラシ 直 鋼線

仕上げは定番のアレ

最後に、防錆のため CRC 556 をシュッと一拭きしておけば、よろしいかと思います。

KURE(呉工業) 5-56 (320ml) 多用途・多機能防錆・潤滑剤 [ 品番 ] 1004

KURE(呉工業) 5-56 (320ml) 多用途・多機能防錆・潤滑剤 [ 品番 ] 1004

以上です。

ミニギター LaidBack PMK1 リペア その 2 -- フレット磨き

概要

前回は、フレットの浮きを修理しました。今回は、くすんだフレットを磨いてピカピカにします。

フレット磨き
フレット磨き

ミニギター LaidBack PMK1 リペア 記事 全体像

  • その 1 -- フレットの浮き
  • その 2 -- フレット磨き ← 今ココ
  • その 3 -- サビ落とし(近日公開予定)
  • その 4 -- ワックスがけ(近日公開予定)
  • その 5 -- 弦の張り替え(近日公開予定)
  • その 6 -- ギグバッグの洗濯(近日公開予定)
  • その 7 -- 試奏(近日公開予定)

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フレットを磨く

フレットを磨くためにいろいろな道具を用意しました。

ネックサポート

磨いているときにネックがグラグラしないよう、ネックサポートを使います。なければなくてもよいですが、やはりあると便利です。

フレット磨きプレート

ブレットの金属にこのプレートをあてて、指板を保護します。

KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)

KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)

マスキングテープ

PMK1 は、21F や 22F の間隔がとても狭いので、上記のフレット磨きプレートがはまりません。そこは、マスキングテープで指板を保護します。テープは、マスキングテープであれば、なんでもよいです。

ネックに貼り付ける前に、自分の衣服などにペタペタ数回貼って、粘着力を弱めておくとよいです。剥がしやすくなって、ネックの塗装が劣化するのを防いでくれるのではないかと思ってます。今回のように、メイプル指板だとそこまで気にしなくてもよいのかもしれませんが、なんとなくローズ指板はヤバそうな気がしなくもないです。

金属磨き

「ギター、フレット、磨く」といったキーワードでググると、以下のピカールがたくさん出てきます。

ピカール液 液状金属みがき 180g

ピカール液 液状金属みがき 180g

ピカールも良さげなのですが、今回は、アサヒペンの金属みがきを試してみました。

磨き実行

アサヒペンの金属みがきピカピカンは、缶の中に磨き剤を染み込ませた脱脂綿が入っているので、それを少しずつちぎって使います。本当にピカピカになりました。

ミニギター LaidBack PMK1 リペア その 1 -- フレットの浮き

概要

中古で手に入れたミニサイズのエレキギター LaidBack PMK1 をリペアします。ぱっと見、状態が良さげに見えるのですが、細かい部分があまりよろしくなかったので、手を入れることにしました。

ミニギター LaidBack PMK1 リペア 記事 全体像

  • その 1 -- フレットの浮き ← 今ココ
  • その 2 -- フレット磨き(近日公開予定)
  • その 3 -- サビ落とし(近日公開予定)
  • その 4 -- ワックスがけ(近日公開予定)
  • その 5 -- 弦の張り替え(近日公開予定)
  • その 6 -- ギグバッグの洗濯(近日公開予定)
  • その 7 -- 試奏(近日公開予定)

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PMK1 について

今回、手に入れた PMK1 は、島村楽器さんのオリジナルブランド LaidBack から子供向けとして、数年前まで販売されていたようです。現在は、販売されていないので、中古市場で見つけるしかありません。

スペック

  • スケール: 470 mm

  • ナット幅: 36 mm

  • フレット: 22 F

PMK1 本体
PMK1 本体

ZO-3 が、ショートスケールで 610 mm、ナット幅 42 mm くらいなので、それよりも、もっともっと小型です。

参考サイト

以下のサイトで PMK 1 について言及されている部分があるので、ご参考まで。

i486sx.seesaa.net

ameblo.jp

makiriri.com

フレットの浮き

フレットが浮いている箇所がいくつかあるので、弾いているとフレットの端っこの鋭い部分が手にあたって痛いです。ハンマーで叩いて直すことにしました。

フレット修理
フレット修理

フレットハンマー

ギターワークスさんで、以下のフレットハンマーを購入しました。

www.guitarworks.jp

フレットセッター

いきなりハンマーでやると傷がつくかもしれないので、フレットセッターもギターワークスさんで購入しました。

www.guitarworks.jp

ネックサポート

ハンマーで叩くときに、ネックがグラグラするといけないので、ネックサポートを Amazon で購入しました。

フレットの修理

購入したツールを使って修理しましたが、ハンマーで叩くと、かなり音がしますので、気をつけた方が良いと思います。

ミニギターなので、普通のギターよりもフレットが小さいので、叩くのが難しです。あまり叩きすぎると、フレットセッターを使っていても、指板に傷がつきます。マスキングテープなどで、指板を保護しておいた方が良いと思います。

納得のいくほど、浮きがなくならなかったので、最終的に浮いた隙間に、瞬間接着剤を少量注入してみました。これで、弾いても手が痛くなることは、なくなりました。