The Guitarist with Small Hands

手が小さくて挫折したギタリストの再挑戦

VOX amplug のガリ修理

概要

夜のギター練習の必需品、VOX amplug の修理についてです。具体的には、ボリュームのダイヤルを回すと、ガリが出ます。これを接点復活剤を使って修繕してみます。

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この記事の目次

amplug

今回修理するのは、以下の古いバージョンの amplug Metal です。中古のギターを購入したら、オマケとしてギグバッグの中に入ってました。ただ、使ってみたところ、ボリュームの設定をするとガリがちょっと酷かったです。まあ、もともとオマケで付いてきたものなので、心置き無く分解することにしました。

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ちなみに現在は、以下のように amplug2 となっています。Mesa/Boogie の Rectifire みたいな外観がカッコイイですね。

mesaboogie.jp

分解

以下の画像の赤丸部分が問題のボリュームです。

まずは、0 から 10、10 から 0 へ何度も回してみました。これを繰り返すことで、直ることもあるようです。少しは改善されましたが、十分ではありませんでした。

次に、分解する前のカバーを付けた状態で、エアダスターを吹きかけてみましたが、これもダメでした。

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というわけで、結局、分解することになりました。以下の画像の赤丸のところの奥に、ちっさいプラスねじがあります。精密ドライバーで、これを取り外します。

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分解した画像は以下です。

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しかし、よくできてます。こんな小さな回路で、あんなハイゲインの音を出すとは。

接点復活剤

さて、接点復活剤を使う前に、ボリュームのダイヤルとその周辺を、エアダスターでシュッとしました。

そして、赤ちゃん用の小さな綿棒で掃除しました。綿棒の綿のところをほぐして、こよりのようにします。これで、ダイヤルのちょっと奥の方まで届きます。あまりやりすぎると、綿のカスが奥に残ってしまうと困るので、ほどほどにします。

いよいよ接点復活剤の登場です。5-56 でおなじみの KURE の 2-26 を使います。

スプレーした後、何度かダイヤルを回して、接点復活材をなじませます。最後に、スプレーした部分をティッシュや綿棒で拭いておきます。あとは、カバーを付け直したら、作業は完了です。

ギターに繋いでみると、見事にガリがゼロになりました。