VOX amplug のガリ修理
概要
夜のギター練習の必需品、VOX amplug の修理についてです。具体的には、ボリュームのダイヤルを回すと、ガリが出ます。これを接点復活剤を使って修繕してみます。
この記事の目次
amplug
今回修理するのは、以下の古いバージョンの amplug Metal です。中古のギターを購入したら、オマケとしてギグバッグの中に入ってました。ただ、使ってみたところ、ボリュームの設定をするとガリがちょっと酷かったです。まあ、もともとオマケで付いてきたものなので、心置き無く分解することにしました。
ちなみに現在は、以下のように amplug2 となっています。Mesa/Boogie の Rectifire みたいな外観がカッコイイですね。
VOX ヴォックス ヘッドホン・ギター・アンプ アンプラグ2 amPlug 2 Metal
- 出版社/メーカー: VOX
- 発売日: 2014/09/27
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分解
以下の画像の赤丸部分が問題のボリュームです。
まずは、0 から 10、10 から 0 へ何度も回してみました。これを繰り返すことで、直ることもあるようです。少しは改善されましたが、十分ではありませんでした。
次に、分解する前のカバーを付けた状態で、エアダスターを吹きかけてみましたが、これもダメでした。
というわけで、結局、分解することになりました。以下の画像の赤丸のところの奥に、ちっさいプラスねじがあります。精密ドライバーで、これを取り外します。
分解した画像は以下です。
しかし、よくできてます。こんな小さな回路で、あんなハイゲインの音を出すとは。
接点復活剤
さて、接点復活剤を使う前に、ボリュームのダイヤルとその周辺を、エアダスターでシュッとしました。
そして、赤ちゃん用の小さな綿棒で掃除しました。綿棒の綿のところをほぐして、こよりのようにします。これで、ダイヤルのちょっと奥の方まで届きます。あまりやりすぎると、綿のカスが奥に残ってしまうと困るので、ほどほどにします。
いよいよ接点復活剤の登場です。5-56 でおなじみの KURE の 2-26 を使います。
KURE(呉工業) 2-26 (180ml) [ For Professionals ] 防錆・接点復活剤 [ 品番 ] 1020 [HTRC2.1]
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スプレーした後、何度かダイヤルを回して、接点復活材をなじませます。最後に、スプレーした部分をティッシュや綿棒で拭いておきます。あとは、カバーを付け直したら、作業は完了です。
ギターに繋いでみると、見事にガリがゼロになりました。